日常生活動作の動作分析のための工夫

日常生活動作に近い動作を分析したいと考えた場合、シンプルな歩行や片脚立位だけでなく、階段昇段動作や、食事や整容などの動作をキャプチャしたいというケースがあります。

 

ところが、光学センサーを利用したモーションキャプチャでは、椅子や机や踏み台などによって体がカメラから隠れてしまう体制ではカメラからの死角ができてしまい、体全体をトレースすることができません。これは鑑AKIRA®のような1個のセンサーのみで分析するモーションキャプチャーシステムだけでなく、複数のカメラを利用するモーションキャプチャーシステムであったとしても死角は問題になります。そのような動作を分析したい場合に、参考になるアイディアをご紹介します。

 まずは、こちらの画像をご覧ください。

こちらはアクリルの踏み台を利用したものです。

階段昇段動作を分析するにあたって、踏み台によって死角ができてしまうのですが、透明な台であれば赤外線を通します。

食事の動作などを見るためには、机が必要ですが、机により下半身が完全に死角になり、体幹の角度などが計測できなくなります。以下の画像は、透明なアクリルの天板を使った机を利用して計測している様子です。

これらのアクリル板によって多少の反射や屈折もありますが、それほど大きな影響もなくモーションキャプチャーできています。透明になり被験者から障害物の視認性が悪くなることや、踏み台の場合は強度の問題など安全面を配慮する必要がありますが、工夫の一つとして検討してみていただければと思います。

 

 

 

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